今年は秋ではなく夏の早い時期か台風が日本を直撃しています。
7月には台風が日本列島に上陸しましたが、ほんとめずらしいですよね。
さらに、台風の進路も沖縄から方面から九州、四国と西から日本列島を横断する台風が普通だと思っていたら、今年の夏は東海地方から関東にかけて東側から西側へ進路をとる台風が発生しました。
いまも台風19号、20号と発生して日本列島へ近づいています。
ホントに今年は台風が多く、日本へ来る時期も早いなぁと思いませんか?
夏なのに台風が多い理由を調べてみました。
夏なのに日本列島に台風が上陸する理由
まずは、台風というのは実は1年中発生しています。
海水温が高い赤道付近で発生します。
赤道付近で発生した台風は、赤道と北極の温度差などで発生した風に乗り北上してきます。
風に乗って北上はしますが、進路は貿易風に乗って北西に進んだり、偏西風が吹くところまで来ると、北東へ進路をとったり、風により進路が色々変わります。
そして、夏は海水温が上昇して台風が発生しやすい海域の緯度が高くなるので、日本へ進んでくる台風が多くなるのです。
ただ、夏は日本へ近づいてきても、日本列島は太平洋高気圧のおおわれているので、台風は進路を妨害されて、朝鮮半島方面へ進路を変えてしまうのです。
ちなみに、各月ごとに日本へ接近してくる台風の進路の傾向は下図のような形になります。
夏に台風が日本列島に上陸するのは、日本列島を覆っている太平洋高気圧が弱まり、台風の進路を妨害するものがなくなるからなのです。
夏は暑いですが、太平洋高気圧さんありがとうという感じですね。
特に大型の台風がひとたび日本列島上陸すると甚大な被害が発生しますからね。
今年は台風発生が多い理由
今年は本当に台風が多い気がしませんか?
まだ、秋にもなっていないのに19号、20号の台風になっています。
【台風情報】20日(月)21時現在、強い台風19号(ソーリック)と台風20号(シマロン)が日本へ接近中です。19号は21日(火)夕方以降に奄美地方を直撃する見込みで、20号も四国地方や近畿地方へ接近・上陸が予想されます。暴風や大雨に警戒してください。 #台風 #台風19号 #台風20号 https://t.co/HU6B37Sh97 pic.twitter.com/UYiVWDRvJ7
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年8月20日
台風が多い理由を説明します。
今年は、太平洋の海面温度が例年に比べて高いから台風の発生が多くなっています。
ちなみに、台風上陸数が多かったのは2009年の10個でした。今年は夏から台風が発生していますが、2009年の10個を越えないことを祈りたいですね。
東側から西側へ異例のコースの台風が発生した理由
今年は夏に発生した台風12号が、異例のコースを進んいました。
ちょうど7月下旬でした。
東海、関東方面から西へ進む台風ですね。
こんな進路をたどる台風をみたのは初めてでした。
さて、このような異例の進路をとった理由はなんだったのでしょうか?
それは寒冷渦が原因でした。
寒冷渦とは上空の寒気を伴った空気の渦ですね。
まとめ
台風シーズンは秋が本番となりますが、今年は猛暑、夏台風、豪雨と異常気象と思える状況が発生しているので、これから秋の台風情報には気を付けたいですね。
日本列島の被害が発生しないことを祈ります。