古川真人芥川賞受賞作「背高泡立草」のあらすじは?他の作品は?

第162回芥川賞の受賞者が決まりました!

受賞者は、古川真人(ふるかわ まこと)さんです。

受賞作品は、「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」です。

芥川賞受賞の作品となると小説の内容がきになります。

そこで、受賞作品「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」のあらすじについて紹介します。

さらに、受賞作品以外にはどんな作品があるのかもみていきます。

【関連記事】古川真人芥川賞作家の経歴や出身高校や大学は?結婚してるの?

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古川真人さんのプロフィールは?

名前:古川 真人(ふるかわ まこと)
生年月日:1988年7月29日(31歳)
出身:福岡県福岡市
現住所:神奈川県横浜市
職業:小説家
最終学歴:國學院大学文学部中退

大学を中退後は、ひたすら寝転がる生活でニート生活を28歳まで続けていました。

そんな生活の中で、2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞しました。

そこから才能が開花して古川真人さんの快進撃を始まりました。

第48回新潮新人賞(2016年)「縫わんばならん」
第156回芥川賞候補(2016年下期)「縫わんばならん
第157回芥川賞候補(2017年上期)「四時過ぎの船」
第31回三島由紀夫賞候補(2017年度)『四時過ぎの船』
第161回芥川賞候補(2019年上期)「ラッコの家」

第162回芥川賞受賞(2019年下期)「背高泡立草」

これだけ作品を出して立て続けに賞を受賞するとは、すごいです。

ニートから一躍有名作家に上りつけた経歴がヤバイ人です。

普通じゃありえないですよね。

でも、ニートをやっている人にも希望を与えてくれてますね。

古川真人さん受賞作「背高泡立草」あらすじ


さて、古川真人さんの芥川受賞作品の「背高泡立草」のあらすじを紹介します。

こちらがあらすじ

大村奈美は、母の実家・吉川家の納屋の草刈りをするために、母、伯母、従姉妹とともに福岡から長崎の島に向かう。吉川家には<古か家>と<新しい方の家>があるが、祖母が亡くなり、いずれも空き家になっていた。奈美は二つの家に関して、伯父や祖母の姉に話を聞く。吉川家は<新しい方の家>が建っている場所で戦前は酒屋をしていたが、戦中に統制が厳しくなって廃業し、満州に行く同じ集落の者から家を買って移り住んだという。それが<古か家>だった。島にはいつの時代も、海の向こうに出ていく者や、海からやってくる者があった。江戸時代には捕鯨が盛んで蝦夷でも漁をした者がおり、戦後には故郷の朝鮮に帰ろうとして船が難破し島の漁師に救助された人々がいた。時代が下って、カヌーに乗って鹿児島からやってきたという少年が現れたこともあった。草に埋もれた納屋を見ながら奈美は、吉川の者たちと二つの家に流れた時間、これから流れるだろう時間を思うのだった。

引用元:https://amzn.to/2TWv4Ek

ところで、書籍の題名の「背高泡立草」とはどんな草なのでしょうか?

ウィキペディアで確認すると。

セイタカアワダチソウ(背高泡立草、学名:Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissima)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草である。日本では代萩とも呼ばれる。茎を乾燥したものは萩の代用としてすだれなどの材料に利用される。

画像をみると、あの草だね。

ということがわかる人が出てくるかもしれません。

古川真人さんの他の作品

古川真人さんの他の作品はどうででしょか?

ざっと以下のラインナップです。

【単行本】
・2017年:『縫わんばならん』 新潮社
・2017年:『四時過ぎの船』新潮社
・2019年:『ラッコの家』文藝春秋

【単行本未収録作品】
・2018年:「窓」『新潮』2018年7月号 掲載
・2019年:「タイマイ異聞」『新潮』2019-07
・2019年:「背高泡立草」『すばる』2019年10月号 掲載

まとめ

【第162回 芥川賞受賞作】背高泡立草」について、あらすじを紹介しました。

一読されてみてはいががでしょうか。

最後に受賞した以外の作品についても紹介しました。