政権崩壊へ繋がりかねない今回の森友学園も話題ですが、
証人喚問をした財務省・佐川前理財局長は、今後逮捕される可能性はあるのでしょうか?
森友学園に関する捜査を指揮する大阪地検特捜部の動きが注目されますね。
大阪地検はかなり捜査が進んでいるのでしょうか?
今回改ざんされた文書があることが確かではあるのですが、
そこ文書の表紙が話題になっていないのだそうです。
元外務省国際情報局分析第一課主任分析官であり、
鈴木宗男事件で逮捕された佐藤優さんの話しによると、
佐藤優さんは、今回の文書の表紙を見せてもらったそうなのです。
そして、その表紙には驚くべきことに、
近畿財務局の次長までしか決裁がとれていなかったそうです。
近畿財務局長の決裁がとれていないわけです。
それは何を意味するかというと、
決裁は部下に任せたが、
局長自らは決裁しなかったので直接的な管理責任がないということらしいのです。
まさに責任逃れということ。
さらに、
重要文書には、3つの種類があるそうです。
取扱い注意・・・秘密文書ではないが外に見せてはいけませんよというもの
秘・・・普通の秘密
極秘・・・こちらは、ひとつひとの分文書が誰に行ったかの記録が全部あり。
今回の文書が、極秘文書だった場合は、本当は誰に回ったのかがわかる原簿があるはずなのだとか。その原簿を確認すると財務省・前理財局長の佐川さんが関与していたのか?ということも判明しちゃうということです。
極秘文書でなく秘でも、配布先に関する資料はあるはずなので、結局だれに回ったかはわかり、そこに佐川さんの名前があるかどうか?非常に重要な点かもしれません。
そうなると、
このあたりから大阪地検特捜部が切り込んで、佐川氏逮捕へ向かう可能性もありますね。
でも、
国民としては、一役人がそんな悪事に染めるわけがない、
きっと大物政治家がバックで何かやっているのだろうというのが、
心の中で思っていることではないでしょうか。
じゃあ悪い政治家の尻尾を捕まえられるのか?
ということですが、ここもなかなか難しそうな感じです。
元外務省主任分析官の佐藤優さんの話だと、
永田町言語というのがあるらしく、結局政治家は証拠を残さず逃げきれちゃうみたいなのです。
佐藤さんが言う永田町言語を紹介すると、
ある不手際が起きた時に、政治家が「オレは気にしてないぞ」というとどういう意味か?
これは、字面の意味でそのまま解釈してはいけなく、
「お前の方が深く反省して、ないか措置を考えろ」という意味なんだそうです。
他にもあるらしく、
「〇〇局長、最近忙しそうだな。オレ以外の政治家の間をチョロチョロしているのか」とか、「今度、〇〇局長に挨拶に行くと伝えておいてくれ」というのは、「今すぐ来い」という意味なんだとか。
難しですね。
でも、
こういう永田町言語を理解できないと、局長レベルまでは行くことができないらしいです。
ようは、
忖度がないと生きていけないということなんですね。
なので、政治家は暗に森友学園へ特別扱いしろといい、ここははっきりとした言葉で言わない。
だから、
官僚側が忖度して、勝手に今回のような事態になったというのが、政治家側の理屈なんだと思います。
いやはや官僚はかわいそうですね。
大阪地検特捜部には、
政治家の方まで切り込んでもらいたいですが、
永田町言語では、決定的な言質が残っておらず、難しいかもしれないですね。
そうなると、
最後は、財務省・元理財局長の佐川さんが逮捕されて、
ことは終わりなんて結末なのかもしれません。
個人的には、
絶対政治家が悪いと思いますが、トカゲの尻尾切りのように官僚が逮捕されて終わりとなれば、ますます官僚は政治家の顔色を窺って仕事をすることになっちゃいますね。
何とかならないですかね。
最終爆弾は、安倍首相夫人の明恵さんの証人喚問なのでしょうけれど、
その実現は、針に穴にラクダを通すくらい難しいのではないでしょうか。
一日も早い真相究明を願うばかりです。