天皇陛下が生前退位のお気持ちを表明してから、
実際の退位時期について有識者会議を経て、政府では退位の日程を2案検討しています。
(案1)天皇陛下の退位を2019年3月31日とする案
(案2)天皇陛下の退位を2019年4月30日とする案
だそうです。
当初は、2018年12月末で退位を調整していましたが、宮内庁が難色を示したことで、その日程は見送られ結果上記2案で検討をされています。
こちらは天皇陛下「お気持ち」表明のビデオメッセージです。
なぜ?
宮内庁は、2018年12月の天皇陛下退位に難色を示したのでしょうか?
その理由は、恒例の行事が続く年始の時期に、皇位継承の行事が重なることを懸念したためだそうです。
とにもかくにも、
天皇陛下が即位することは確実ですが、現在の天皇誕生日はどうなるのでしょうか?
そして、新天皇誕生日はいつになるのでしょうか?
ちなみに、
既に崩御されている天皇陛下の誕生日は、現在の暦でも祝日になっているのでしょうか?
天皇陛下退位後、新天皇誕生日はいつなのか?
そもそも天皇誕生日とは、どのような意味があるのでしょうか?
国民の祝日に関する法律では、今上天皇の誕生日を祝う日と定められています。
今上天皇の誕生日は、12月23日ですね。
現在の皇太子徳仁親王(なるひとしんのう)の誕生日は2月23日になります。
ということで2月23日が新天皇誕生日になります。
では、
現在の天皇誕生日である12月23日は何の日になるのでしょうか?
昭和天皇の誕生日は4月29日ですが、現在は昭和の日となっています。
であれば、
今上天皇の誕生日の12月23日は、平成の日なんでしょうかね???
歴代の天皇陛下の誕生日は現在どうなっているの?
昭和天皇の誕生日は、先ほど記載した通り4月29日で「昭和の日」です。
それでは明治天皇の誕生日は?
これは11月3日「文化の日」になっています。
そもそもこの日はお休みではなかったようです。
しかし、
当時国民の強い要望により、近代日本の礎を築いた明治天皇の功績を称え祝日になりました。休日になったのは昭和2年です。明治節という形で祝日となりました。
その後、日本は戦争に負けてGHQから明治節は廃止されてしまいました。
祝日ではなくなりました。
GHQは、日本を骨抜きにする政策の一つとして天皇と国民の繋がりを断ち切りたかったようです。
その後、11月3日は憲法記念日になる予定でした。
しかし、GHQの横やりが入り実現せず。
理由は、
明治天皇の誕生日と国の根幹をなす憲法記念日を結びつけることを嫌がったようです。
その後昭和23年に11月3日は憲法記念日でなければ、いいんじゃない?
ということで文化の日というのが設定されたのだそうです。
だから、
11月3日は、当初は明治天皇の誕生日として祝日にしていましたが、いろいろあり最終的には、文化の日ということで、落ち着いたということです。
大正天皇の誕生日はどうなっているのでしょうか?
誕生日は8月31日です。
あれっ?
祝日にはなっていないですね。
特段祝日にする理由はなかったようです。
では昭和天皇の昭和の日は何でやすみなの?
それは、ちょうどGWに当たり祝日を廃止することによる国民への影響を考えて、お休みにしたそうです。
だから、
天皇陛下が崩御された後、誕生日は祝日になるわけではないようです。
今上天皇は12月23日ということで、
クリスマスの時期にかかっているので、
経済効果も考えて、もしかしたら祝日になるかもしれないですね。
個人的には祝日にしてもらいたいですね。