今年も東京マラソンが開催されますが、東京マラソンで1位をとると賞金はもらえるのでしょうか?
その他副賞はどうなるのでしょうか?
さらに気になるのは、テレビで大体的に放映されて、そこで賞金を獲得すればテレビを見ている国税庁の職員はチェックをしているでしょう。
いったい、税金はどうなるのでしょうか?
その辺りを調査してみました。
東京マラソン2019賞金と副賞について
東京マラソン2019の賞金は以下の通りとなっています。
順位 | 賞金額 |
1位 | 11,000,000円 |
2位 | 4,000,000円 |
3位 | 2,000,000円 |
4位 | 1,000,000円 |
5位 | 750,000 円 |
6位 | 500,000 円 |
7位 | 400,000 円 |
8位 | 300,000 円 |
9位 | 200,000 円 |
10位 | 100,000 円 |
さらに、世界記録、日本記録、大会記録による賞金も設定されています。
記録 | 賞金 | 対象 |
世界記録 | 30,000,000円 | 男女1位のみ |
日本記録 | 5,000,000円 | 男女国内1位のみ |
大会記録 | 3,000,000円 | 男女1位のみ |
ちなみに東京マラソンの大会記録は男女ともに外国勢になっています。
男子:ウィルソン・キプサング・キプロティチ(ケニア)2:03:58
女子:サラ・チェプチルチル(ケニア)2:19:47
世界の有名なマラソン大会賞金は?
では、東京マラソンは世界のマラソン大会に比べて賞金額がどうなのでしょうか?
高いのか?低いのか?
世界の主な賞金の高いマラソン大会は以下の通りです。
大会名 | 優勝賞金 |
ドバイマラソン | 22,600,000円 |
ボストンマラソン | 16,950,000円 |
シカゴマラソン | 11,300,000円 |
東京マラソンの1位は、11,000,000円なので、決して低い賞金設定ではないですね。
マラソン賞金の税金はどうなるの?
マラソンで賞金を獲得すると税金はどうなるのでしょうか?
賞金には税金がかかります。
ただ、ランナーがプロかアマチュアかで納める税金の額が変わってきます。
プロは事業所得という区分で課税されることになり、自営業の売上と同様に必要経費を差し引き税金がかかることになります。
アマチュアは一時所得という区分課税されることになります。
分かり易くするために、仮にマラソンで1億円の賞金を獲得したとします。
今回は必要経費はないものと仮定して計算してみました。
そうすると結果は、プロ選手は約50%の税金を支払うことになります。
従って、1億円-0.5億円=0.5億円となります。
アマチュアの場合には、約20%の税金を支払うことになります。
従って、1億円-0.2億円=0.8億円となります。
プロとアマチュアではずいぶんと手取りで獲得できる金額が違いますね。
ちなみに、オリンピックでメダルを獲得する賞金がもらえます。
金メダル・・・300万円
銀メダル・・・200万円
銅メダル・・・100万円
実はオリンピックのメダル獲得でもらった賞金は税金がかかりません。
ちゃんと法律で規定されています。
その法律は以下のものです。
租税特別措置法第41条の8第1項には、「オリンピック競技大会において特に優秀な成績を収めた者を表彰するものとして財団法人日本オリンピック委員会から交付される金品で財務大臣が指定するものについては、所得税を課さない。」と記載があります。
まとめ
スポーツ選手も賞金稼いでも税金で頭悩ませないけないとは気の毒な気もしますね。